梅雨入りでお天気が不安定ですね。
体調悪し広報です。こんにちは。
雲海といえば、 富士見パノラマリゾートの雲海 を以前記事でご紹介しましたが、
車山高原 スカイパークリゾートでも雲海を見ることができます。
その確率、なんと昨年(2017)実績は驚異の73%!
行けばほぼ見られるじゃないか!ということで、昨年のリベンジとして行ってまいりました。
車山高原 サンライズ雲海リフト レポ
前日
まず前日に、天候により中止になっていないかHPで確認します。
15時に情報が更新されると記載がありましたが念のため夜に確認。大丈夫そうです。
雲海リフトは日の出の時間に間に合うように運行しているため、季節や日によって営業開始時間が異なります。
6月の運行開始時刻は4時!ギエエ!
どうせなら日の出も見たいと思い、4時半少し前に行こうということで私の起床時間が2時半に決定しました。
下手すればまだ就寝前でもおかしくない時間です。
しかし大自然の神秘の前には大人しく従う他ありません。
当日 朝
日の出前なので当然真っ暗です。
冬にも着なかった厚手のダウンコートを着込みます。
この時間帯は下界も寒いためダウンを着ていても暑いとは露ほども感じません。
私達は普段トレッキングや登山などを全くしないのでそういった装備は何一つありませんでしたが、リフトが全てを解決してくれるので問題ありませんでした。
ただし、そうは言っても多少は歩きますし山頂なので危険です。当然ですが革靴やヒール、サンダルは危険ですので避けましょう。
ニットの帽子も装備し下界では我々だけが季節を逆行していましたが、人も車もまばらのため注目を浴びずに済みました。
スカイパークリゾート
到着です。4時30分前に到着して車は10台強ありました。
近くにペンションなど宿泊施設が多くありますので、車の台数だけでは混雑ぶりがわかりません。
受付でチケットを購入し、いざリフトに・・・リフト・・・・
ここで一つ目の勘違いに気付きます。
私広報は長野県民ですがスキーやスノボは一切しません。
なので初スカイパークさんだったこともあり、
何故かリフト=ゴンドラだと思い込んでいたんですよね。あの観覧車の個室のようなアレです。
なのでイスがむき出しなことに若干恐れつつ、そして持ち物を落とさないように握り締めつつもリフトに揺られながら山頂を目指します。
揺れが少し怖くもありましたが、しかし上りは足元も意外と山肌に近くすぐに慣れました。
この日は霧?がすごく、リフトに乗っていると髪が濡れて小さい束が作られる程。
これが雲海になるのかと期待が高まりますが、既に唯一防寒していない顔が寒くて痛くなってきます。
恐るべし。
車山はレンゲツツジのシーズンに突入していたため、途中オレンジ色の綺麗なお花を沢山見ることができました。
イベントも開催中とのこと。
また、リフト上で少しだけ日の出を見ました。山頂はもうすぐ。
それにしても顔が寒いです。
山頂到着 4時半頃
濃霧で前が見えないくらいでした。
リフト上の方が日の出が綺麗に見えたくらいです。
山頂には何人もの方が既にいらっしゃいましたが、旅行でいらっしゃった小さなお子様連れのご家族はお帰りになる様子。
想像以上に寒かったのかもしれません。
山頂にはお店もトイレもありません。日が出ていれば暖かかったのかもしれませんが、風が思いのほか強く水筒で暖かい飲み物を持ってくれば良かったと後悔しました。
車山の山頂には大きな気象レーダー観測所があるのですが、すぐそこにあるはずなのに霧でぼんやりとしか見えません。
実際には辺り一帯に広がるのが霧なのか雲なのか、疎い広報には判別できていません。
どこにいればいいのかベストポジションが分からず、とりあえず日の出方向で比較的人が多くいた周辺の岩に腰掛けます。
日の出・・・
もうすっかり日は昇ってしまっているはずの時間でも、太陽は隠れたままでした。
風が強いため、流れる霧のような雲のような白い靄が薄くなると薄っすら月のような太陽が遠くに見えます。
それもある意味神秘的でしたが、雲海は今日は見れないかもねと少し諦めモードです。
周囲の人が一人減り二人減り・・・帰ってしまったのか場所を移動しただけなのか定かではありませんが、
いつまで待とうかと、そんな相談もし始めます。
急に晴れた!絶景雲海
これも何故か少し勘違いをしてしまっていたのですが、
日の出の時間(リフト運行開始時間)=雲海を見られる時間じゃないのですよ。
そもそも雲海を見られる時間など定かでありません。
山の天気は変わりやすいと言いますし、見られるかどうかは本当に運です。
もしかしたら1時間程度は余裕で待てる気持ちを持って行かなければいけなかったのかもしれません。
時刻は5時20分。
日の出時刻はとっくに過ぎているはずなのに薄暗く、霧は晴れません。
しかし条件は揃っていそうだからもう少し待ってみようかと、そんな話をしていた時でした。
突然太陽の光が白い靄の向こう側で強くなりました。
(強くなる光。でも辺りはまだ薄暗い)
すると間もなく視界が開け始めます。
白くぼやけていた風景にも輪郭が現れ始めます。
白い海原に緑の山肌が見えました。
(頭上から視界が開けていく様子。向こう側には山の山頂が)
雲海・・・!
(反対側。茅野市街方面。こちらも徐々に白い靄が雲海になっていきました)
急に雲海が広がりました。
太陽も現れて突然晴れ渡ります。
周辺にいた方々も皆さん一斉に立ち上がっていました。
感動の一言に尽きます。
360℃雲海です!
わーい見れた!
市街地の方角には富士山も見えました。
(富士山を石で隠すミスショット。風で波ができる)
リフト乗り継ぎ場のカフェ
サンライズ雲海リフト券には、コーヒーかココアの無料券が付いています。
一度リフトの乗り継ぎがあるのですが、そこで引き換えができます。
私はココアにしました。
冷えた体に染み渡る甘いココア。めちゃくちゃおいしかったです。
私が今まで見た山にある休憩所&カフェレストランの中で一番オシャレで、メニューが豊富だったように思います。
名前はTOP’S360。営業前なので他の注文はできませんでしたが、とても良い雰囲気でした。
心も体も温まったところで再びリフトへ向かいます。
リフト上にて
私は早めに切り上げた方だと思いますが、リフトで下る頃には雲海も少しずつ姿を消していました。
(夏山の緑と遠ざかる雲海。落とさないように握り締めて撮影)
早朝の寒さが嘘のようです。
リフトは下りの方が若干怖かったですが、眼下には色々なお花が咲いていて綺麗でした。
リフトに乗らずに朝早くから山歩きを楽しむ方々も沢山いらっしゃって、すごいなぁと広報はしみじみ。
そうして、お借りしていたカッパを返却して帰路に着くのでした。